打撃不調に苦しんでいた阪神大山悠輔内野手(23)が15日のヤクルト戦以来となる適時打を放った。

 1-0で迎えた3回。2死から5番福留孝介外野手(40)、6番糸原健斗内野手(25)の連打で一、二塁とすると、大山が5球目のカットボールを左前へ運んだ。「追加点の欲しい場面でしたし、2アウトから福留さんと糸原さんがチャンスを作ってくれたので、つまってはいましたが練習してきたスイングができて良かったです」と貴重な追加点を奪った。

 試合前まで打率1割7分5厘と、なかなか調子が上がらなかった。金本知憲監督(50)からは姿勢が前のめりになる「猫背禁止令」が出たり「引っ張りのススメ」を説かれるなど、指揮官を始めとする周囲のサポートもあった。大山にとって10打席ぶりの安打。ベース上でほっとしたような笑顔を見せた。