日本ハムが悔しい逆転負けを喫して、連勝が5で止まった。3回までに5点を奪う展開も、3点リードの4回に試合の流れを手放した。

 1死一、三塁のピンチでロッテ三木の一ゴロを一塁手の中田が捕球後に本塁へ送球。捕手清水が三塁走者にタッチしてアウトと判定されたが、審判団がコリジョンルールの適用を認めるか否かのリプレー検証を実施。結果的に清水が三塁走者の清田の走路をふさいだと判断されて、3点目を失った。

 1点リードとなっていた6回には2点を奪われて逆転を許した。7回に無死満塁のビッグチャンスも無得点に終わり、結果的にコリジョンルールが適用された失点が重くのしかかってしまった。栗山英樹監督(57)は「昨日のアレと何が違うんだ」と、語気を強めた。前日28日の試合では7回の日本ハムの攻撃で、この日と同じような本塁クロスプレーがあり、アウトと判定されていた。ただ、栗山監督は「審判がそう言うなら、しょうがない」と、割り切れない思いを押し殺すように、球場を後にした。