ヤクルト青木宣親外野手が死球を受け、1回で交代した。

 1点ビハインドの1回2死、広島大瀬良の2球目、135キロカットボールが左ひざを直撃した。患部を抑えて倒れ込むと、顔をゆがめて苦しんだ。ベンチから小川監督も飛び出し様子を確認。左足をつくことができず、スタッフに両脇を抱えられながら引き揚げた。

 代走に上田剛史外野手が送られ、青木は退いた。

 その後、青木はジャージーに着替え、患部をアイシングしてしっかりとした足取りタクシーへ。スタッフとともに、病院へ向かった。

 都内の病院で診察を受け、エックス線とCT検査の結果、左膝打撲と診断された。小川監督は「(死球の)直後は歩けなかったが、その後は落ち着いた。抹消まではいっていないと思う」と説明した。

 青木は患部に電気治療器をつけ、帰路についた。「ケガはしたけど、骨に異常がなかったので良かった。(当たった時は)ちょっと危ないかなと思ったけど、歩けるので。アイシングをして、炎症を取るしかない。明日(6日)はどうなるか分からない」と話した。