ヤクルトに頼れる“ライアン”が帰ってくる。昨年10月に右肘を手術した小川が、13日DeNA戦(横浜)での今季初先発に向け、10日に1軍に合流することになった。小川は4日のイースタン・リーグのロッテ戦で6回2/3を5失点も、106球と2試合連続で100球超え。翌日以降もコンディションは問題なく1軍昇格にゴーサインが出た。

 準備は整った。神宮外苑での投手練習で、石井弘投手コーチは「球が良くなっていると報告を受けている」と、仕上がりの良さを口にした。2週連続で5試合となる日程面と疲労を考慮して石川が出場選手登録を抹消され、代わって13日に先発する小川は、前回登板から中8日と調整期間も十分だ。「チームの士気が上がるし心強い」と同コーチ。最下位からの巻き返しへ、待望のピースが加わる。