ロッテが先発石川歩投手(30)の投打に渡る活躍で、ヤクルト相手に先勝した。

 石川は7回2/3で119球を投げ、5安打1失点、無四球2三振。今季5勝目(3敗)を挙げた。また打者としても1安打1犠打をマークする活躍ぶりだった。

 中盤までは同姓のヤクルト石川と根比べのような投手戦となったが「僕はピッチャーと勝負するわけではないんで」と、あくまで自分の投球に集中。「バッターのアプローチによって、変化球を待っていたら真っすぐで行くし、真っすぐを待っていたら変化球で行くのは当然だと思う。田村がうまく散らしてくれた」と、丁寧にコーナーにボールを集めてヤクルト打線を封じた。

 8回に西浦に本塁打を浴び、連続無失点記録こそ15回で止まったが、週の頭にチームを勢いづけるナイスピッチング。井口監督も「今日はうまくコーナーを突いて、インコースをうまく使えていた。これでまた明日ですね。なかなか3つ勝てないんで。なんとか明日、明後日と勝てるように頑張りたい」。石川の好投の勢いを3連勝へつなげるべく、意気込んだ。