阪神鳥谷敬が不死鳥のごとく、復調気配を漂わせている。打線が貧打に苦しみ中、10試合ぶりのスタメン出場。5月6日中日戦以来の先発安打を放ち、同じく6日中日戦以来となる今季3度目のマルチ安打も記録した。

 7番DHで先発。4回に右腕多和田から一、二塁間を抜くと、9回2死二、三塁では左腕武隈から右前適時打。凡打も二直など悪くない内容で「感覚的にはボールも見えている。あとは相手のポジショニングとかもあるので」と充実感たっぷりだ。

 不振に苦しんで出場機会を減らし、1939試合まで続いていた連続試合出場が5月29日ソフトバンク戦でストップ。翌30日同戦から計4試合で8打数4安打と上昇気配だ。