日本ハムは勝てば首位浮上の可能性があった試合で、中日に完敗した。

 好調な打線が封じられた。中日先発の山井に6回まで3安打無得点に抑えられ、7回3失点と粘投した加藤を援護できなかった。8回に2番手で登板した鍵谷もビシエドに7号2ランを被弾。その裏に近藤が左翼席へ5号2ランを放ち、0封負けは逃れたが、反撃は及ばなかった。

 チーム11試合連続本塁打となったが、連勝は3でストップ。首位西武、3位ソフトバンクは勝利したため、パ・リーグ上位チームの中で独り負け。西武には1差に広げられ、ソフトバンクには1・5差に詰め寄られた。栗山英樹監督(57)は「今日負けたという現実を受け止めながら、やらなきゃいけないことは一生懸命やる」と前を向いた。