巨人今村信貴投手が673日ぶりの1軍勝利を手にした。

 今季初先発マウンドで6回4安打無失点、無四球の快投でお立ち台に上がった。16年8月2日の中日戦以来の勝利に「前回はいつ勝ったのか覚えていない。いつですか?」と報道陣に逆取材するほど期間が空いた。

 この日の投球を振り返り「出来すぎです。5回は勝ち投手の権利もどうかなという中で力が入った。1回から打者1人1人と全力で勝負できた」と話した。

 打順の巡り合わせで90球と余力を残しての降板だった。「まだまだいける。先発なんで」と頼もしかった。高橋由伸監督も「真っすぐもいいボールが、球速以上にきてるのかなという感じはしたね。本当にリズム良くね。フォアボールがないところが良かったし、最後も頑張り切れたので、今日は良かったと思う。期待して送り出しているところなので、今日はよく頑張ってくれたね」とうなずいた。今季1軍初登板の今村が、次回以降も先発ローテのチャンスを確実にした。