ヤクルトのカラシティーが“イケてる好リリーフ”でオリックス戦の連敗を8で止めた。

 1点を追う1回に一挙6得点で逆転も、先発原が2回にも2失点。小川監督は心を鬼に「今日の球の質だと厳しい」と交代を決断した。「レディースDAY」と銘打たれ、多くの女性ファンが詰めかけた試合。球団初の試み「イケメン大総選挙」第6位のKOに“燕女子”の表情が曇った。

 あごひげをたくわえたカラシティーが笑顔を取り戻させた。3回に2番手で登板。最速153キロの速球と2軍調整中に磨いたカットボール、チェンジアップとフォークもフルに駆使して、7回までの5イニングを1安打無失点。2回1/3を完璧に抑えた2日楽天戦に続く好救援で不穏なムードを一掃し、中継ぎで4勝目。「先にストライクを取れていいカウントで攻めていった。まったく疲れはなかったです」と喜んだ。

 5回2死では福田の一塁前へのセーフティーバントをダイビングタッチ。ユニホームを土で汚しながら、闘志満々の姿で神宮を沸かせた。次回は米マイナー時代の13年以来となる先発が有力。「イケメン-」では50位以下も、この日は間違いなくNO・1のイケメンだった。【浜本卓也】