西武菊池雄星投手は8回6安打2失点で、勝ち負けはつかなかった。

 4回に内野ゴロの間に1点を失ったが、球にキレがあり、制球も安定。テンポよく投げた。打線の援護がない中、0-1の8回、先頭の木下拓に投じたカーブが高く浮き、左中間へソロを打たれた。リードを2点に広げられ「悔やまれます」。ただ、その裏に味方が2点を奪い同点。負けが消えた。チームは延長10回、山川のサヨナラ打で勝利した。

 菊池は左肩の機能低下から復帰3戦目。今季最多となる117球を投げた。「調子は本当に良かったです。最後に勝って良かった。カーブ、スライダーとも、良い感じで曲がってくれた。右打者の内角に投げられた。今季一番、納得の形。順調にステップは踏めています。次こそ、完投します」と話した。