創部7年目で社会人の都市対抗野球(7月13日から12日間、東京ドーム)に東北第1代表で初出場するトヨタ自動車東日本(岩手・金ケ崎町)が25日、宮城県庁を表敬訪問した。三鬼賢常監督(56)をはじめ、エンゼルス大谷翔平(23)の実兄、大谷龍太外野手兼コーチ(30=前沢)北見昂之主将(27=関東学院大)らが、村井嘉浩知事(57)を訪問。同社は本社を宮城・大衡村に置く縁で、この機会が実現した。

 大谷は都市対抗初出場決定後の弟翔平とのLINE(無料通話アプリ)でのやりとりを明かした。翔平からは「おめでとう」の5文字だけ送信され、大谷も「ありがとう」の5文字だけ返信した。「スタンプも何もありませんでした」と苦笑いした。

 三鬼監督は村井知事を前に「自分は見守るのが仕事。正々堂々、胸を張ってプレーしてほしい。目標は初出場で全国1勝」と宣言した。コーチ兼任の大谷も「プレーの方でチームを引っ張りたい」と意気込んだ。7月17日の初戦で強豪の東芝(川崎市)と激突する。