西武の山賊打線がオリックス先発アルバースに苦しむ中、木村文紀外野手が存在感を見せた。

 5月1日に初対戦した際に2安打を放っており、相性の良さから6試合ぶりの先発で起用された。

 4回まで西武は内野安打1本に抑えられていたが、3点を追う5回1死、木村がカウント2-2から140キロの高め直球を左前打とした。8番岡田が二塁打で三塁に進み、金子侑の二ゴロの間に生還。1点を返した。

 140キロ前半の直球に差し込まれる打者もいる中で、木村は「球速は、ガンで出ている以上に速く感じる。(アルバースは)テークバックが小さいので、普段よりもタイミングを早くとっている。それで、合っていると思う」と振り返った。

 今季2戦2敗となったが「今後も、どこかでまた当たると思うので、打てるように準備をしていきたい」と見据えていた。