まさかのサヨナラ押し出しでソフトバンクが連敗した。2点リードの9回、マウンドには守護神森を送ったが、1点差に詰め寄られ2死一、二塁から代打田中賢に右前へ同点適時打を許した。さらに西川に四球を与え満塁。最後は大田に1球もストライクが入らず押し出し。今季3度目のサヨナラ負けとなった。

 「どうしようもない…」と森は一言だけ口にしてバスに乗り込んだ。工藤監督は「こういうこともある。本人も切り替えてほしい。負けた責任は僕にある。立ち直ってほしい。(今後も)任せます」と、ここまでサファテの穴を埋め16セーブを挙げてきた森を責めることはなかった。

 ビジターながら球団初の沖縄での公式戦2連戦。「今日こそは沖縄のファンにいいところを見せたい」と工藤監督も張り切っていたが、悔しい逆転負けで沖縄1勝は、次の機会にお預けとなった。4位オリックスが引き分けたため、再び背後に0・5ゲーム差に迫ってきた。