7月6日開幕の世界大学野球選手権(台湾)に出場する大学日本代表(東京6大学選抜)が、神奈川・川崎市内でJR東日本と練習試合を行った。

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が視察する中、プロ注目の法大・中山翔太外野手(4年=履正社)が、左翼へ豪快な2ランを放った。試合は3-5で敗れたが、主砲が存在感を示した。

 本大会では背番号「37」だが、この日着用した練習用のユニホームの背番号は、稲葉監督が現役時代に背負ったのと同じ「41」。「運命ですかね。昨日の寝る前に、ホームランを打ってやろうと思って、バットを『よしよし』して寝た。(法大OBの稲葉監督に)打ってアピールしようと思っていたので、打てて良かったです」と笑顔で話した。

 稲葉監督からは「個人的にも、大学の後輩なので『頑張ってもらわないと』という気持ちですが、打ったのは良かったです。飛ばす能力は高いですし、体も大きいですし、これから楽しみな選手」と期待された。報道陣から、コメントを伝え聞いた中山は「寝る間を惜しんでバットを振ります」と張り切った。