阪神が中継ぎ8人態勢で後半戦開幕の巨人戦(甲子園)を迎える。14日に甲子園で行われた全体練習に岩崎が合流。気象庁が異例の会見を行うほど猛烈な暑さが予想される今夏に、通常の7人から1人増員。27歳岩崎が加わることで平均年齢も下がって31・8歳に。香田投手コーチは「枠があるので、多い方がいい。若いのが望月しかいなかったし、イニングをまたげる人がいてくれると」と説明した。

 守護神ドリス以下、マテオ、桑原、藤川、望月の4人に加え、左腕が能見、高橋聡、岩崎の3人。現在1軍枠は2枠空いており、岩崎を入れ、巨人戦2戦目で岩田を登録しても、野手を含めた現状のメンバーを入れ替えることなく臨める。20日DeNA戦(横浜)以降も先発投手の投げ抹消をやりくりすれば8人態勢を維持することは可能で、状況によって判断される。

 中継ぎを厚くしたとはいえ、ここぞの場面ではリミッターを解除する。香田コーチは「勝負どころでは行ってもらう」と明言。これまで2連投が最長だった藤川、3連投が最長の能見にもムチが入る。夏を制するものが、ペナントを制する!【池本泰尚】