広島がDeNAに大逆転負けを喫し、「32」が点灯していた優勝マジックが消滅した。7回まで1失点の野村が8回、3連打で無死満塁を招いて降板。代わった一岡は、初球を筒香に逆転満塁アーチ。さらに宮崎、ソトにもソロを浴び、まさかの3者連発。「開き直って投げたけど、こういう形になって申し訳ない」。中継ぎエースの左腕フランスアが前日まで3連投で休養日だったことも響いた。

 緒方監督も表情を曇らせた。「ベイスターズは一気の集中力で来る。特にこの球場ではビッグイニングに気をつけていたけど、こういう結果になったのは継投も含めて自分の責任」。昨年8月22日にも、横浜での9回に3者連発を浴びてサヨナラ負け。悪夢が再現されたような敗戦で2連敗も、首位独走は変わらない。切り替えて臨むだけだ。