日本ハムは、ファイターズ基金を活用して全道の小中学生に寄贈する「チャイルドラインカード」の贈呈式を、試合前に札幌ドームで行った。選手を代表し、日本ハム杉谷拳士内野手(27)が出席した。

チャイルドラインとは、18歳までの少年少女が電話で悩みなどを相談できる電話窓口。全国各地のボランティアの大人たちが電話を受け「秘密は守る。どんなことでも一緒に考える。名前は言わなくてもいい。電話を切りたいときは切っていい」と約束しながら、少年少女の声や気持ちを受け止めている。「チャイルドラインカード」とは、名刺大の大きさのカードで、少年少女たちが通話料を気にすることなく、安心して電話が出来るように、無料フリーダイヤルの番号が大きく記載されている。また、カードに記載された専用の2次元コードを読み取ると、ネットから書き込みで相談をすることも出来る。

日本ハムは、14年から特定非営利活動法人チャイルドラインほっかいどうの活動をサポート。5年目となる今年も、全道の小中学生約43万人に配布するチャイルドラインカードを、ファイターズ基金を活用して制作・寄贈をすることとなった。

贈呈式に出席した杉谷はは「誰かに話せる環境を作って、悩みを話せるような活動をしていきます」と呼びかけていた。