阪神岡本洋介投手(32)が17日DeNA戦(横浜)で移籍後初先発することが濃厚となった。岡本はここまですべて中継ぎで25試合に登板。防御率は4・24ながら、主にロングリリーフとして9試合で1回1/3以上を投げてきた。14日はブルペン待機していたが登板はなく、追う展開でベンチは前日に3回を投げた伊藤和の連投を選択。岡本は先発のための準備に入っているとみられる。

試合前には香田投手コーチも「いろいろ考えます」と、中継ぎ陣が先発する可能性を否定しなかった。チームはエースのメッセンジャーが12日に出場選手登録を抹消される“緊急事態”。今日15日は先発2試合目の青柳、明日16日の先発は約1カ月半ぶりとなる藤浪が投げる。シーズン後半は大型連戦も控える。西武時代の昨季に12試合で先発して6勝をマークするなど経験も十分な右腕が、チームの窮地を救う。