今秋ドラフト1位候補の立命大・辰己涼介外野手(4年=社)が今季初ヒットを放った。

4回1死の第2打席で左前打。この回盗塁も決め、先制のホームを踏んだ。「どのシーズンも1本目を意識しすぎて、いいシーズンと悪いシーズンがある。状態は悪くないです」と今季2戦目で初安打となった。

台風21号の影響で、立命大グラウンドの周辺の木々が折れるなど被害を受けた。貯水タンクが壊れたため寮は断水し、約1週間にわたり寮生は他の部員の自宅に身を寄せた。悪天候が続いたため屋外でなかなか練習できず、2日前にグラウンドを使用したのが約1週間ぶりのことだった。

思い通りの調整が難しいなかで、チームは粘り強く戦って完封勝ち。主将の辰己は「僕がヒットを打ち出したら、手に負えないんじゃないかなと思います」とにやり。2季連続優勝へむけてスイッチが入った。