巨人が4連敗で、借金は今季ワーストの7に膨らんだ。先発のエース菅野智之投手は本来の調子には至らず、7回2失点で8敗目。1点を追う3回2死一塁、筒香、ロペスに連続四球で満塁のピンチを背負うと、桑原に痛恨の押し出し四球で追加点を献上した。「なかなかチームがうまくいかない中で、なんとかゼロに抑えたかった。1点目は仕方ないとしても、2点目は慎重になりすぎた。ヒットは4本で、ちゃんと捉えられた当たりは少なかった。もっと大胆に攻められればよかった」と悔しがった。

14日のDeNA戦で右手を負傷し、途中交代した岡本和真内野手は強行出場したが3打数無安打。残り12試合を残し、優勝の可能性が完全消滅した。

球団史上ワーストタイの4シーズン連続V逸が確定し、自力CS進出も消滅。高橋由伸監督は「それは現実ですからね。ただ今日で全てが終わるわけではない」とした。菅野は「悔しい以外の何物でもない。去年終わってから優勝を目指して自主トレ、キャンプと厳しい練習をやってきた。みんなも悔しいと思う。中心選手として悔しいです」と話した。