広島丸が隠れた大記録を達成した。初回の第1打席で四球を選び、6敬遠を除いた今季の四球を115として、01年の松井秀喜(巨人)を抜き史上最多とした。

記録について知らなかった丸は「そうなんですか」と驚きとともに笑顔。「もともと四球をとっていくタイプ。1つの勲章だと思います。積み重ねてきたことが形になったので、うれしい。まだまだ終わりじゃないので、続けていきたい」と胸を張った。

また連続試合出塁を42に伸ばし、15年に記録した自己最長の44に迫っている。42試合以上を2度記録したのはセ・リーグでは王貞治(65、68年)以来だ。その後3打席凡退したが出塁率は4割8分2厘。3試合安打なしと決して好調ではないが、選球眼に裏打ちされた出塁率によって、安定してチームに貢献。3番打者が打線の核になっている。【柏原誠】