中日は5日、大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)を25日のドラフト会議で1位指名すると公表した。阪神戦(甲子園)の試合前に三塁側のベンチ裏で異例ともいえる会見を行い、森監督が「根尾君を素直に評価をしている。一番うちに必要な選手。早々と宣言させていただいた」と明言。根尾のプロ志望届提出後の12球団最速の指名宣言となった。

根尾は本拠地愛知県の隣の岐阜県出身で“準地元出身”のスター候補でもある。森監督は「内野も、外野もできるし、ピッチャーもできる。体が丈夫だ」と高く評価した。西山球団代表は「うちとしてはみんな生かしたい。ドラゴンズの選手になってくれることを祈っている」と続け、入団が決まれば投手と打者の二刀流も容認する姿勢を見せた。