阪神ランディ・メッセンジャー投手が12日、家族とともに関西空港から母国アメリカへ帰国した。

今季は28試合に先発し、11勝7敗、防御率3・63で終えた。「いいスタートを切れたんですけどね。途中からどんどん悪い方向に向かっていく部分があって、自分自身でも思い通りにいかなくて、腹はたちましたけどね」と素直な言葉で1年を振り返った。

日米通算100勝まであと1勝に迫りながら、その後は8試合で白星を挙げられず、今季中の達成はお預けとなった。日本通算100勝も残り5勝。「来年の目標の1つにはなりますね。もちろん今年のうちに達成したかったですけどね。どちらもね。まあでもしょうがない。それも野球ですから」と淡々と話した。

前日11日には金本監督が辞任。一報を受けたメッセンジャーは「もちろん残念ですし、いまだに信じられない。金本監督が作ってきたチームの方針であるとかは間違っていないと思いますし、若い選手でもどんどん伸びている選手もいる」。次期監督については「新しい監督も引き継げるところを引き継いで、同じ方向を向いてほしい」と願った。