中日与田剛新監督(52)が15日、名古屋市内で就任会見を行った。3年契約の年俸1億円(推定)で背番号は未定。

(就任あいさつ)

与田監督 名古屋に23年ぶりに戻ってきた。実は家族ともども、本籍は名古屋に置いている。ドラゴンズを去る時にもう1度、この場所に帰ってきたいと思っていた。このような形で帰ることができて、光栄に思っている。親会社が新聞社。素晴らしい記事を載せていただいて、多くの方に元気になってもらいたい。素晴らしいチームを作りたい。こういう形で招かれるのは想像していなかった。私自身が一番驚いている。

-新監督の心境は

与田監督 (中日は)たくさんの人に応援していただいている。町を歩いても、多くの方に声をかけてもらった。感謝の気持ちと不安もある。自分の力を全て出し尽くしたい。

-要請はいつごろ

与田監督 10月に入って、白井オーナー、社長らに招いていただき、握手を交わして、よろしくと言われた。みなさんの表情と握手で、汗がにじみ出るほどの緊張感があった。

-外から見た中日は

与田監督 今年は楽天でコーチだった。リーグも違い2軍。今年1年見られなかった。ここ数年低迷しているのはわかっていた。交流戦もあり、敵チームと見ていた。うまく結果は出ていないと思っていた。必ず原因がある。原因をしっかりと明確にして、1つずつ課題をクリアしたい。

-どんなチームを

与田監督 驚かせるチーム。プロ野球選手は簡単にできないプレーを見せるのが必要。個人の能力を高めて、戦うチームにしたい。

-監督になって選手との向き合い方は変わるか

与田監督 最初は探り合いになるだろう。いろんな性格もある。興味を持って私が近づいていく方がいい。嫌われても近づきたい。

-ドラフトではクジを

与田監督 そうですね。それが初仕事なら、手を洗って、消毒して、願掛けして、臨みたい。

-1位指名は大阪桐蔭の根尾選手と公表している

与田監督 会ったことはないけどテレビで見て、いい顔しているなと。僕は高校生の時にあんな力は全くなかった。スーパーマンに見える。走攻守がしっかり出来ている選手という印象。二刀流は難しい。本人が望むことは何か把握してやりたい。二刀流が実現できれば楽しみにしてもらえる。じっくり見ていきたい。

-新しいコーチ陣は

与田監督 できるだけ早く決めたい。構想はあるが、決まるまでは分からない。