日本ハムは5日、今季2季ぶり2度目のリーグ最優秀中継ぎに輝いた宮西尚生投手(33)が横浜市内の病院で「左肘骨棘(こっきょく)滑膜(かつまく)切除術」を受け、無事に終了したと発表した。全治3~4カ月の見込みで、6日にも退院する。

宮西は15年オフに、左肘のクリーニング及び神経移行手術をおこなっている。今季は通算600試合登板や通算ホールドの日本記録更新など、中継ぎとしての目標を次々とクリアしたものの、肘の状態からクライマックスシリーズ第1ステージでは1試合の登板に終わっていた。来季開幕から戦力として働けるよう、早めの手術を決断した。

一昨年取得した海外フリーエージェント(FA)権の行使については、球団が残留を要請しているものの、態度を保留している。吉村ゼネラルマネジャーはこの日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪れ「FAする、しないにかかわらず、来季に備えて早めにした方がいいということ。どこへ行こうが変わらない」と説明し「話し合いについては、退院してから。残留してもらうつもりで交渉します」と話した。昨オフは、阪神、オリックスが獲得に向けて調査をしていた。