第5回長嶋茂雄少年野球教室が10日、千葉・佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場で開催された。地元の子供たちと、東北支援の一環として招待された福島・いわき市の少年ら約500人が篠塚和典氏、西本聖氏(ともに本紙評論家)中畑清氏ら巨人OBの指導を受けた。

巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏は病気療養中のため欠席。「今回の野球教室には残念ながら欠席させて頂きます。この夏の猛暑日続きの際、体調を崩し入院しました。身体は元気を回復しましたが、入院期間が延びた影響で、現在は少し弱った筋力を鍛えるリハビリに取り組んでいます」などとメッセージを寄せた。

野球教室の後には佐倉市選抜対講師陣&いわき市連合チームのエキシビション戦。5-3で連合チームが勝利し、いわき市の永山結斗くんが「長嶋さんは現在入院されているようですが、1日も早く元気になってグラウンドに戻ってきてくれることを願ってます」とお礼のあいさつをすると、篠塚氏は「ジンときたね。良い報告がミスターにできると思います」。中畑氏も「リハビリでも完全に歩けるようになり、近いうちに間違いなく復活してくるんで。それをお楽しみに」と長嶋氏の近況を説明した。【千葉修宏】