ソフトバンクの18年ドラフトで指名した新人(育成含む)11選手のうち7選手が、秋季キャンプを見学した。09年に明豊の今宮ら指名された九州の高校生3人が見学に来て以来。新人が全国から集まるのは異例。

ドラフト1位東洋大・甲斐野央(ひろし)投手(21)は「今は不安だらけ。投手陣の練習メニューを見せてもらったが、すごく走る。今日、(東京へ)帰るが、気持ちを抜くことなくランニングをして、体幹を鍛えていきたい。まだ1年間やりきった経験がない。そういう世界に入るのは簡単なことではない」と、日本シリーズ連覇チームの厳しい練習に刺激を受けた。

ドラフト3位の早実・野村大樹内野手(18)は「あこがれは(元巨人)村田修一さんですが、今は同じチームの松田宣さん(もあこがれ)です。明るくてムードメーカー。数字も残せる。プロの球はどうやって打てるのかやプロの世界はどういうものか聞いてみたい」と目を輝かせた。

工藤公康監督(55)は「みんな体が大きかった。甲斐野君も体が大きい。入団前にこういう機会があるといい」と話し、歓迎していた。