阪神ドラフト4位のホンダ・斎藤友貴哉投手(23)が20日、都内のホテルで契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約した。「責任感と緊張感が増してきて、頑張るぞという気持ちが大きい。(最速153キロの)真っすぐを磨きながら、1軍の打者を相手にしっかり対戦できるようにしたい」。チームでは藤浪、北條らと同じ1994年(平6)度生まれ。「他球団を含めて、同級生には負けたくない気持ちが強い。球界を代表している鈴木誠也選手と対戦したい」とまずはセイヤ斬りを目指す。

得意な変化球はスライダーで、阪神では桑原が得意とするボールだ。「いろいろ勉強して、先輩方から技術面についても聞いてみたい」と技術吸収にも貪欲だ。矢野監督は2月の沖縄キャンプ入りを明言しており、「プロの打者はレベルが上がる。負けないように技術面を上げて対戦できるようにしたい」と闘志をむき出しにした。【真柴健】(金額は推定)

◆斎藤友貴哉(さいとう・ゆきや)1995年(平7)1月5日、山形・東根市生まれ。小田島小3年時から軟式野球を始め、山形中央高では2年夏は横山雄哉(現阪神)の控え投手として山形大会準優勝。甲子園出場はなし。桐蔭横浜大では4年春に4勝1敗、防御率1・01でリーグMVP。ホンダ入社後は1年目からエース格で活躍。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。