ロッテ井口資仁監督(44)が4日、都内のホテルで、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「第20回ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席した。

97年に故郷・西東京市役所へ車いすを寄付したところから始まって21年間、社会貢献活動に取り組んできた。児童養護施設や高齢者介護施設の訪問、被災地支援、スポーツ振興と地元支援、ピンクリボン啓発活動など内容が多岐にわたることも高く評価された。

井口監督は「この賞は私ひとりだけではなく、各方面でサポートしていただいた方々とともにいただいた賞だと思っています。今後も引き続き、勇気、感動、そして希望を与えられる活動と、野球人として、これからますます野球界発展のために尽くしていきたい」とあいさつした。

この日は井口監督の44歳の誕生日でもあり、サプライズゲストも登場。かつて大リーグ・ホワイトソックス時代の07年に、米国で心臓移植手術を支援した松本拓也さんと、当時の日本の主治医・許俊鋭さんが花束とケーキを持って現れると、この日いちばんの笑顔で受け取った。

表彰式には特別賞を受賞したソフトバンク王貞治球団会長(78)と、巨人吉村禎章打撃総合コーチ(55)も出席した。