広島松山が5番を死守し、4番鈴木とのコンビで「丸ロス」払拭(ふっしょく)を誓った。丸が巨人へFA移籍し、空席となった3番候補の1人。緒方監督も「大きいのを打てる選手を入れてもいい」と構想を描くが、松山は「誠也のあとは結構面白い」とあくまでも5番にこだわる。「2人とどっちと勝負してもダメという状況を作れれば、すごく相手も怖いだろうなと思う」。個人として規定打席に初到達した上でのリーグ3連覇。余韻に浸る優勝旅行先のハワイで、来季の打線における自らの役割に思いを巡らせた。

例年通り1月は地元、鹿児島・大崎町で始動する。13年から続け、町の協力もあって使用する町内のトレーニング施設は年々、器具が増え、練習効率も上がっている。今回は砂浜でのダッシュも増やす予定。ベスト体重95~96キロを維持しながら筋肉量を上げ、長打力に磨きをかけるつもりだ。(ホノルル=前原淳)