ヤクルト小川が、来季の指標として自身初となる年間200イニング達成を掲げた。14日、地元の愛知県田原市役所を中村、石山、日本ハムへのトレードが決まった谷内とともに表敬訪問した。成章高の先輩でもある山下市長から来季の目標を聞かれ「先発投手を引っ張って、フル回転したい。2ケタ勝利から、積み重ねてイニングも規定を超えたい」ときっぱりと答えた。昨年10月に右肘を手術し、今季は5月から復活。8勝5敗で防御率は自己最高の2・75を残した。しかしイニング数では、16勝を挙げた1年目の178が最多。「200は難しい数字だけど、近づけたい。毎年思うことだけど、工夫しながらやりたい」と意識する。

オフには、巨人との再契約が決まった上原と恒例の合同自主トレを行う。今回は若手の高橋、田川も参加。「また(一緒に)できるのでよかった。楽しみです」と来季へ準備を進める。