楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手(22=立命大)が5日、仙台市内の泉犬鷲寮に入寮した。

走攻守に隙がなく、即戦力の期待がかかる男は「好きなことには一生懸命になれる。だから野球には一途に取り組んでこられた。全て野球につぎ込んでいるので」と自らを評する。「興味がない」という初詣にも行かず元日から体を動かし、新生活には「野球に必要最低限なもの」しか持ち込まなかった。

「開幕スタメン」「143試合フルイニング出場」「2000安打で名球会入り」「20年、息の長い選手になる」…数々の大きな目標を掲げ「(プロに)入ることを目標にやってきていない。近い目標から遠い目標まで、細かい目標を立てて、それをクリアした先に、自分の思い描く選手像がある。自分でもまだ見えない、高い存在の辰己涼介を目指してやっていきたい。野球も人間性も、いいところはいろんな人を見習って頑張っていきたい」と誓った。