楽天の本拠地・楽天生命パークが今季開幕戦から完全キャッシュレス化される。公式戦(1、2軍とも)でチケット、飲食物、グッズなどを購入する際、今後は現金ではなくスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」や電子マネー「楽天Edy」、各種クレジットカードなどを利用することになる。これはプロ野球チームの本拠地スタジアムとしては世界初だという。

昨季の同球場での電子決済の割合は約25%。楽天の大石幸潔事業本部長は「2万5000人のお客さまが3時間の試合の中で平均2・5回くらいお買い物をする。ピーク時には各売店に長蛇の列ができる。一番良いシーンを見逃したとか試合開始に間に合わなかったとか、そういう課題を解決したい」と、キャッシュレス化の理由を説明する。

現金しか持っていない来場者にはEdyカードのレンタルや販売も行い、中学生以下にはカードのプレゼントもする。現在24台あるEdyチャージ機も開幕時に100台以上に増設して利便性の向上に努めるという。