阪神のドラフト4位・斎藤友貴哉投手(24=ホンダ)が13日、新人選手のトップを切って、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場でブルペンに入った。立ち投げで、24球。受けた鈴衛ブルペン捕手からは時折、「ナイスボール!」の力強い声がかかった。真剣そのものの表情だった右腕は、はにかんだような笑顔も見せた。

「初めてで(球が)バラバラだったんですが、先輩方がいい球を投げていたので、焦らずやっていきたいです」と振り返った。

斎藤は最速153キロを誇る速球派。即戦力と期待され、1軍キャンプ参加が内定している。妻子がいるが、プロ1年目のシーズンに集中するため、虎風荘に入寮。「単身赴任」のパパが順調に調整を進め、首脳陣にアピールした。