オリックス山崎颯一郎投手(20)が16日、大阪市内のおおきにアリーナ舞洲で行われたプロバスケットボールBリーグ・大阪エヴェッサ主催のイベント「大阪エヴェッサ冬の陣」に出演した。

京都ハンナリーズ戦の試合前の応援練習に参加するなどして会場を盛り上げた。バスケットボールが趣味という山崎颯は「小学校、中学校、高校と休み時間はずっとバスケをしていました。小学校、中学時代野球よりバスケの方が好きでした」と意外な一面を明かした。

昨年6月に20歳の誕生日を迎え、新成人の誓いもたてた。「今年は1軍デビュー&初勝利を狙っています」。自分の体をコントロールするのが苦手という山崎は球団トレーナーのアドバイスを参考に、「野球だけじゃなくて、いろんなやったことない動きを練習に取り入れてやっています」。バスケットボールもその1つとして取り入れているという。

昨オフにはU23日本代表に選出され、コロンビアで行われたワールドカップ(W杯)に参加。初戦の南アフリカ戦で先発し、6回2安打無失点の好投するなど活躍した。「(W杯は)いい感じで終われました。それ以上のピッチングを今年はやっていきたい」。国際舞台で経験を積み、「気づいたことは決め球がないと思ったこと。今は三振をとれるようなフォークを練習しています」と明かした。同僚の増井にフォークのアドバイスをもらうなど、試行錯誤を繰り返している。

成人式には参加せず、野球に集中する。山崎の地元である石川・加賀市の成人式は4月に行われ、シーズン中のため参加できない。自身のインスタグラムでは前撮りしたはかま姿を披露している。新成人の誓いをたてた190センチの長身右腕の躍進に注目だ。