日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が、千葉・鎌ケ谷の新人合同自主トレで、2度目となるブルペン投球を行った。捕手を立たせた状態で44球。直球のほかカーブを13球、前回は投じることのなかったスライダーを6球披露した。「まだフォームも完璧というわけではない。50%くらいの出来だったんですけど、その中でも良い球を投げられているので、今の時点ではいいかなと思います」と手応えを口にした。

昨夏の甲子園でもスライダーを巧みに使い、三振の山を築いた。「直球がひっかかって曲がるイメージの方が、速くて曲がりもいい感じ」。直球のイメージで投げているというスライダーは、高校時代から得意な武器。有原、大谷のスライダーを受けたこともある松本ファームサブマネジャー兼ブルペン捕手も「キレがすごくよくてびっくりしましたね。大きく曲がって空振りがとれそうな球」と驚いた。

春季キャンプまであと10日。2月16日には紅白戦(国頭)でプロ入り初の実戦が予定されている。宝刀を磨きながら、さらに調整のペースを上げていく。【山崎純一】