広島赤松真人外野手が25日、大腸がん発症を公表した阪神原口文仁捕手に自身の経験を重ね、できる限りのサポートを約束した。

「見つかったというのが一番だと思う。まずは治療に集中してほしい。ゆっくり焦らずにやって欲しい。僕にできることがあれば力になる。相談にも乗る」。

赤松は16年12月に胃がんが見つかり、17年1月に摘出手術を受けた。「気持ちがなえてしまうと、もたない病気。治そうと思わず、付き合いながら生活していこうという長いスパンで考えないと。僕だってまだ完治までいっていない」。自身は術後に「リンパ節」に転移が見つかり、7月まで抗がん剤治療を続けた。それでも昨季、実戦に復帰。今も定期的に通院しながら闘い続ける。「ちょっとでも僕が勇気を与えられれば。1軍が最終目標」。自分が闘う姿がエールにもなる。赤松は原口とともに闘っていく。