広島ドラフト1位の小園海斗内野手(18=報徳学園)が28日、広島・廿日市市の大野練習場で合同自主トレを中村奨とともに別メニューで行った。27日に東京入りし、高校2年時の日本代表監督だった小枝守さんの通夜に参列。日帰りできず、開始に間に合わなかった。

練習後、改めて小枝さんへの思いを語った。17年U18W杯では1度負けたカナダに3位決定戦で雪辱したことが忘れられないという。「気持ちが大事ということを教わった」。個人的にも技術面、精神面で心に響くアドバイスを受けた。「野球を楽しめと言っていただいた。教えていただいたことをこれからの人生に生かしたい」と話した。

1軍スタートとなるキャンプには、小枝さんの著書「球児に響く言葉力」(竹書房)を持参する。ふだんはしない読書で故人の思いをかみしめ、小園は1軍生き残りを狙う。