巨人から広島へ移籍した長野久義外野手(34)が、先乗り合同自主トレで使用したミズノの復刻グラブがオールドファンから注目を浴びている。

昨年末、米国での自主トレに向かう前に、都内のミズノの販売店をふらっと訪問。偶然、店頭に並んでいた復刻の赤グラブを見つけ「懐かしくて、かっこいいですね」と練習用に購入した。「福本豊モデル」で、自主トレ用に内野用も購入。古巣のチームメートだった菅野智之投手(29)には「山田久志モデル」をプレゼントし、菅野は宮崎合同自主トレ2日目のブルペン投球で使用した。

長野が使用した「赤カップ」は野球ファンのあこがれだった。昭和中期に圧倒的支持を集めた「ワールドウイン」モデル。カップがアクセントで硬式用は赤、軟式用は青、ソフトボール用は緑と色分けされた。メーカーロゴも「MIZUNO」の初期版で、1976年(昭51)に「M」ロゴが採用されるまで使用された。数年前に復刻版が発売。長野が使用したものは市販のグラブで、都内の「エスポートミズノ」などで販売されている。【久保賢吾】