ソフトバンク吉住晴斗投手(18)が、「キャラ変」と「新フォーム」で2年目の公式戦初登板を目指す。日刊スポーツは「出てこい若鷹」と題し、キャンプで飛躍が期待される若手選手を随時ピックアップ。1年目は2軍戦登板0に終わった17年ドラフト1位右腕に、今季にかける思いを聞いた。【聞き手=山本大地】

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-プロ1年目の昨季は投球フォーム固めに苦戦し、登板は3軍のみで2軍は0だった。今季の目標は

吉住 まずは2軍に行かないと始まらない。そこで活躍して1軍でやりたい。去年は四球も多くて、終盤はスピードも落ちてきた。1年間ずっと同じようなボールを投げられる体力もつけないといけない。

-2年目のキャンプで今取り組んでいることは

吉住 投球フォームは昨年と全然違いますね。右腕を上げる時に、肘から上げるイメージで投げています。去年は迷っているときもあったし、キャンプに来るまでもこれというフォームは見つけられなかった。自分の中で感じが良くて順調なので、固めていきたい。

-1年目のキャンプより表情が明るい。今年は「コミュニケーション」が1つのテーマと話していたが

吉住 入来コーチに「お前は何を考えているかわからない。もっと言葉にしよう」と言われました。自分ではそういうつもりはなかったんですが…。今までは人に何かを聞いたりしたことはあまりなかった。積極的に聞きたい。自分よりも絶対に野球を知っているので。

-話したことがなかった松田宣に誘われ、1月グアムでの自主トレに参加。影響を受けたところは

吉住 「なんでもどんどん聞いてくれ」という感じだったし、松田さん自身も同行したトレーナーの方にどんどん聞いていた。「どんなことでも聞いていいんだ」という風に思いました。野球のことだけじゃなくて、体のことやトレーニングのことはトレーナーさんにも聞きたいですし、食事のことならホテルに栄養士さんもいる。専門的なことを知っている人にいろいろ聞いていきたい。

◆吉住晴斗(よしずみ・はると)2000年(平12)3月12日生まれ、山形県出身。鶴岡二中では軟式野球部。鶴岡東では2年夏に甲子園で1イニングだけ登板し無失点。3年夏は山形大会3回戦で敗れた。17年ドラフト1位でソフトバンク入り。1年目の18年は1、2軍での登板なし。3軍では25試合に投げ3勝9敗、防御率は6・69だっった。185センチ、83キロ。右投げ右打ち。