日刊スポーツはキャンプ期間中「カープ観測」と題し、広島のさまざまなデータを計測し、その強さを探っていきます。

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シート打撃初登板の一岡竜司投手(28)は12日、初対戦したドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)にもプロの技を見せつけた。カウント2-1からの4球目は、クイック投法。タイムは「1・09秒」だった。通常クイックモーションの合格タイムは投手が投げ始めて、捕手が捕球するまで1・20~25秒と言われる。

一岡は「スーパークイック」とも呼ばれる投法も使う。理由は「いい打者にはそういったことをやらないと抑えられませんから」と笑いながらも、胸を張る。「スーパークイック」では1秒を切る。「いかに打者に気持ち良く振らせないか。1秒を切らないと打者は気持ちよく振れてしまう」。打者との駆け引きもまた、一岡が持つ武器のひとつといえる。

対戦した小園は、待機中に「一岡さんのクイックは早いから」という情報を耳に入れていたため、打席でも落ち着いて対応。フルカウントから外角のボール球を見極めて四球を選んだ。一岡は「小園君との駆け引きは楽しかった」と笑顔で振り返った。