ソフトバンク東浜巨投手(28)が、自身初の開幕投手へ向け17日の紅白戦に登板する。大役を争う千賀も登板し、お互い2イニングずつ投げる予定だ。

今季初実戦だが「投球内容が一番大事だが、結果も求めていかないといけない」と、結果にこだわっていく。この日はブルペンで124球を投げた。前日14日にも110球投げており、今キャンプ初の連投となった。

この日の終盤には打者を立たせて投げた。最後の数球は中村晃が左打席に立ち、際どいコースを突いた。「クイックなどは昨日(14日)よりも良かった。しっかりと段階を踏めている」と話した。

1月から投球フォームのバランスなどを修正を重ねている。「右膝の故障防止と、いかに効率良く投げられるか。肩をブン回さずに投げられるかですね。まだまだだけど、つかみかけてはいます」。昨年は右膝の痛みをかばうことで、右肩を痛め5月末から2カ月半離脱。目標に掲げる10完投、180投球回以上をクリアするためにも、19年型の東浜の投球フォームを探し求めている。

12月も休まずトレーニングを続けてきたからこそ、今は技術練習に集中できている。倉野投手コーチも「東浜は悩んでいるのではなく、高いところを目指していろいろ試している」と話す。17年に16勝で最多勝に輝いたが昨年の開幕投手は13勝の千賀が選ばれた。紅白戦からハイレベルな開幕投手争いが繰り広げられそうだ。【石橋隆雄】