23年ぶりのナゴヤ球場での1軍戦となり、早朝からファンが詰めかけた。

チケット約3500枚は2月上旬に完売。本拠地時代のナゴヤ球場と違い、内野2階席や外野スタンドが撤去され、全席自由席のため、午前11時の開場前に約1000人が列をつくった。主催者側は、開門時間を30分前倒しして、午前10時30分に繰り上げた。

午前4時30分から一番乗りで並んだのはナゴヤ球場に隣接するマンションに住む中日ファン歴30年の河原潤さん(43)だ。仲間4人で、列の先頭を陣取った。「ワクワクして、うれしいですね。ナゴヤ球場は、選手が近い。話し声が聞こえるぐらい。今日に限っては勝ち負けは二の次」と、話した。

長嶋監督が“メークドラマ”を完結させた96年10月6日の巨人戦以来の1軍戦。球団営業部も臨時のグッズ販売ブースを2つのテントを張って前日から準備。マスコットのドアラや、チアドラゴンズも応援に駆けつけ、試合前から盛り上がっていた。