左手首を痛め戦列を離れていたソフトバンク内川聖一内野手が5試合ぶりに復帰し、「開幕OK」を1発回答した。6番一塁で先発出場。1打席目こそ中飛に倒れたものの、3回に巡ってきた2打席目に楽天弓削の140キロ直球を鋭いライナーで中前にはじき返した。

「(初対戦で)何を投げてくるのか分からなかったけど、打ったのは直球」。好調だった打撃の感覚は離脱しても忘れなかった。「キャンプからいい感覚で打っていたし、絶対に(その感覚を)頭の中から離さないようにしていた」。キャンプから打撃は好調。「今年はいい方向に持っていけていると思う」。13日の巨人戦(ヤフオクドーム)のスライディング時に左手首を負傷したものの、不安は自らのバットで一掃した。

中村晃が故障離脱するなどホークス打線は万全ではない。それだけに、頼れる「主砲」の復帰は敗戦の中でも何より大きな収穫だった。