中日ドラフト1位の根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が今季2度目の2試合連続安打をマークした。

プロ1号を放った前日23日に続き、2番遊撃でスタメン出場。巨人先発の田口との対戦では中飛、一ゴロ、二飛と3打席凡退。7回1死一塁の場面で、巨人2番手の大竹から、真ん中高めの136キロ速球を右前へはじき返した。「何とか一、三塁を作りたかったので」と狙い通りに引っ張り、チャンスを広げた。

試合は延長戦へ入り、中日最後の攻撃となる11回1死二塁、第6打席が回ってきた。対するは左腕の高木。カウント3-1から真ん中低めの134キロカットボールを捉えたが、強烈な打球は投手のグラブへ飛び込んだ。勝ち越しのチャンスをものにできず「もっと振っていかないといけないな、と思いました」と天を仰いで悔やんだ。

守備では2回無死一、二塁で、巨人モタの二遊間へのゴロを失策。その後の2失点へとつながり「焦りはなかったですが、技術不足です」と反省を重ねた。

小笠原道大2軍監督は「とにかく今は打撃も守備も全ていい経験になると思う。今は静観しようと思います。とにかく全力を出し切ってくれれば、それでいいので」とスーパールーキーの背中を押した。