ヤクルト川端が今季初打席で適時打を放ち、通算1000安打を達成した。記念ボードと花束を受け取り「久々の打席で緊張していて(節目を)考える余裕がなかった。いろいろな方に感謝です」と話した。

“らしい”一打だった。2-1の6回1死一、二塁で、村上の代打で打席へ。中日柳の外角低めチェンジアップを持ち前のバットコントロールで拾って左前に落とした。今年も腰痛で出遅れるなど多くのケガと闘い、到達した大台。06年プロ入り時の2軍監督として知る小川監督は「(当時から)打撃技術が高かった。フィジカルで苦労した部分もあるが、まだまだこれから。スタメンも十分あります」と期待を込めた。

妹の友紀内野手が昨年12月に現役を引退。しかし今年3月に選手兼ヘッドコーチとして現役復帰を決断した。連絡を受けた兄は「驚きました。これからも一緒に頑張っていきたい。(安打を)1本でも多く打ちたい」と決意を新たにした。