日本ハム栗山英樹監督が26日、58歳の誕生日に使命を再確認した。バースデーケーキのロウソクの火を吹き消すと、5日後に迫った新時代の幕開けに思いをはせた。「ウチのチームから、令和を代表する選手を作らないといけない。令和のスーパースターをつくる」。

ダルビッシュや大谷ら日本ハムからメジャーリーグへ巣立った大スターのように、日本球界を先頭で引っ張る選手育成を強く、誓った。「令和という元号は、品があるし、凜(りん)としたイメージ。人としてもちゃんとしていて、子どもたちにも憧れられる。そんな選手を、つくっていきたい。候補選手は、たくさんいる」。高校時代から球界を沸かせてきた清宮や吉田輝はもちろん、チームを背負える素材は数多くいる。「成長する手伝いができれば」と手塩にかけて育成していくつもりだ。

4年後には北広島市内に新球場も完成する。「その時に、こんな人が活躍しているんだろうなぁというイメージはある。それを超えるような選手が出てくるのも楽しみだね」。時代の転換期に監督としてできることは何か-。頂点を目指す戦いはもちろん、世界一になれる選手も育て上げるために、58歳も全力を尽くしていく。