中日松坂大輔投手(38)が4日、5日ぶりにナゴヤ球場での練習に参加した。前回4月29日にはブルペンにも入り、その後の経過を気にしていた。

しかし、約25分間の遠投を交えたキャッチボールでも力強い球を披露。春季キャンプ中に発覚した右肩の炎症からの順調な回復を見せた。

ランニングの後にはブルペンで、グラブを右手にシャドーピッチングを行い、傾斜での体重移動を確認。北野コンディショニング担当相手のキャッチボールでは、約70メートルの遠投も。「もうばりばり投げていますよ」と、言い切った。前回ナゴヤ球場での練習では、クールダウンを兼ねて22球のブルペン投球に挑戦。それも2日続けて約40分近いキャッチボールをした後だった。「明日休んで、肩が張ったり、がくんと状態が落ちることがなければ、安心して次のステップにいける」と話していただけに、5日ぶりにナゴヤ球場で見せた姿は、回復が順調なことを裏付けるものだった。

「(次の段階へ)徐々に進んでいます」。グラウンドでの練習後には、マシン打撃も約30分みっちり行った。今後は間隔を空けながら、ブルペンでの投球練習を行っていく。ブルペンでの状態次第で、今月中には打撃投手やシート打撃等で実戦形式の練習も行う見込みだ。