大経大が9回サヨナラ勝ちで1勝1敗とした。2-2の9回無死一、三塁で岩切海斗内野手(4年=鳥羽)が中前に殊勲打をはじき返した。

明石商で昨夏の甲子園に出場した山本健太朗捕手(1年)は途中からマスクをかぶり、苦しい試合をものにした。8回には盗塁刺もマーク。「大学は投手のレベルが高い。捕手として、自分がまだできているとは言えない。(明石商)狭間監督は1点への執着心がすごかった。その気持ちは大学でもなくさないようにしたい」と見据えた。

6日の3回戦で今季初の勝ち点をつかみにいく。巨人、オリックスでプレーした山本和作監督(32)は「取りたいですね。勝ち点を取れれば気持ちが楽になる。うちの選手はチャンスでもピンチでもざわざわしてしまう。まだ波が激しい。ピンチでも『打たないといけない』と自分を追い詰めている。開き直って、自分ができることをやったらいいのに」と成長を期待した。