歴史的猛打から一夜明けた巨人打線が沈黙した。2回2死から中島の右翼フェンス直撃の二塁打で好機をつくるも、後続が倒れて無得点。劣勢で迎えた9回に好調坂本勇の13号ソロで1点を返すのがやっと。前日10日は23安打19得点で5点差をひっくり返し、度肝を抜いたが、この日は猛打とはならなかった。

原辰徳監督(60)は「昨日のゲームは頭の中にはもうない。でも、今日は(相手投手に)非常に丁寧に投げられたということでしょうね」と振り返った。

今季はここまで3勝を挙げていたメルセデスが、小林と今季初めてバッテリーを組んだ。4回、ヤクルト村上のソロ弾を皮切りに3失点した。開幕からの5試合は大城とのコンビで防御率2・65。バッテリーの組み替えについて指揮官は「小林は経験はあるし、攻撃面も含めて、総合的にということですね」と説明。村上に許した先制ソロを敗因の1つに挙げ「やっぱり、あの本塁打だよね。あの1球でしょうね。意図とは違うボールがいったというとこでしょう」とした。